【中年乗り物大全-3】 サバンナRX-7・・・後編の巻

ふつつかもの

2006年11月29日 12:21

【後編】


【マツダ サバンナRX-7 1978年製 12Aロータリー】

ちょっと間を置いてしまいましたが、【後編】はあくまでも主観を主体に書こうと思います。

20歳にして2台目の車がこのRX-7で、納車時にわくわくして改札で彼女を待つような感覚だったのを
今でもよく覚えてる。上半身はガンメタ下半身はつや消しブラックのツートン・・・
TWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)もどきのリアスポイラー・・・
かっこ悪いフェンダーミラーをもぎ取りドアミラー仕様・・・
前後にはカヤバ製4段スポーツショックを取り付け・・・スポーツマフラーを取り付け・・・
お気に入りのヨコハマアドバンHF-C・・・
まあ、落ちはこれだけおめかしに金をかけちゃったおかげで、【テッチンホイール】にノーマル【4本スポークステアリング】・・・(泣)

もともと、当時から硬派(死語)を気取っていたからチャラチャラした内装アクセサリーはすべてなし!

まさに【競技用スイムスーツ】を身にまとった【マッスルねえちゃん】と表現するのがぴったり・・・

まあ、よく飯(ガソリン)を食らった・・・わかりきったことだが、心臓が他とはチト違うんで食うわ食うわ・・・
おまけに53年の初期型はこのタイプでは最もスタビライザーが太くて硬かったので・・・
ガチガチに締め上げたショックアブソーバーとあいまって、ほんのちょっとしたきっかけでケツを振るわ振るわ・・・
ひょっとしてこいつ【尻軽娘】なのか?・・・なんて思ったりして・・・(笑)
思いも寄らないテールスライドで、何度サイドウィンドーに頭をぶつけたことか・・・
あと、冬と雨降りの日は体があったまるまで、ダダをこねまくり・・・(笑)
ディスビのポイントがくっついちゃったり、片減りしたり・・・通勤時には必ず1回はエンジンストップ・・・
なぜか癖を理解した私は、いつの間にやら1000番程度の目の細かい紙やすりを常時携帯していて
エンジンストップするたびにボンネットを開けて、路上でポイントをシコシコと磨いた・・・なつかしい・・・

でも、走り出したらそれはそれは『爽快娘』に早変わり!
7000rpmまで吹け上がる心臓・官能的な甲高い声(音)・ほとんどロール無しの『オン・ザ・レール』コーナーリング・・・
シートが擦り切れて穴が開く位、この娘を堪能し尽くした・・・

じゃじゃ馬で、金はかかるし・・・でも、かわいくてかわいくて魅力的だった・・・
2年半程度のお付き合いで、やむなく手放すこととなったわけだが・・・
多くの人が経験あると思われるが、

『結婚できなかったけど、熱くて忘れられない昔の恋人』


って感じですかね・・・

次回は『ホンダ N360』です。


このシリーズは・・・
イチローさんとのコラボ企画より
誕生しました。
皆さんの参加を期待しております。
(中年でなくったっていいです・・笑)

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