ある愛犬の死・・・

ある愛犬の死・・・

ここ数年公私共にとてもお世話になっている、初老の夫婦がいる。
二人ともそれはもう大変人柄もよく、あつかましい話だが私もいい歳をしてなんだか
親子の感覚になってしまうことすらある。
気恥ずかしくて【お父さん】とはいえないが、なぜか【お母さん】とは自然といえてしまう・・・
そんな新しい両親には、長年かわいがっていた犬がいた。
マルチーズの【さくら】ちゃんという。

遊びに行けば、玄関先から熱烈な歓迎をいつも受けていた。
よく躾られていたせいか、言うことはよく守る『いい子』だった。

が、先日【お父さん】より【さくら】が死んだことを伝えられた。
たしかに11歳と言う齢に加え、持病もありここのところ、めっきり歳を取った感じだった。

常日頃【お母さん】は多分半分冗談だとは思うが『さくらが死んだら私も生きていけない・・・』のような
セリフを口にしていたので、私はそれが心配だった。

ある愛犬の死・・・

昨晩線香をあげに行った。
実は、私はと言うと家に着く前のクルマの中ではボロボロと・・・だった。
ただ、両親の心情を察するとなるべく沈まないようにと思っていたので、家に入るときは心を入れ替えていた・・・
しかし、祭壇には『千の風になって あなたのそばにいます』との書が飾られていて・・・
たまらなくなった。
【お母さん】の書道の先生が書いたとのことだが、先生も心情を察して送ったのだろう・・・
がんばって、家を出るまで別の話題で和ませた。
しばらく2人暮らしになるであろうから、沈んだままでは帰れなくなってしまう。

ある愛犬の死・・・

小さな命とはいえ、やはり一緒に暮らした年月は存在の重さを他人にはわからないくらい大きなものにしている。
なにか、しゃべると首をちょっと傾げるしぐさ・・・
おやつをねだるときには前足でカリカリとつっつくしぐさ・・・

私でももういないと思うと寂しくなってしまう・・・
【両親】にとってはいかばかりか・・・

冥福を祈るとともに、和ませ役だった【さくら】には感謝の念を捧げようと思う。

それから、【お父さん・お母さん】には早く元気になって欲しいと思う次第である。

【by ふつつかもの】


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この記事へのコメント
ふつつかものさん!
おめでとう。。。フィリ○ン行き!^^

て、違うよ。

おたんじょうびおめでとうございます~~~^^ぱちぱち♪
Posted by yoh at 2007年02月01日 00:11
愛犬の死って辛いよなぁ

愛情を掛ければ掛けるほど

その存在は大きくなるし。。。

ウチの実家の犬も一昨年亡くなったけど

やっぱ泣けた・・・

お袋もまた、随分悲しかったと思う。
(オヤジも亡くなったしね。)

でも、1周期も終えたこれからが1番辛くなって来るのかも知れないな・・
Posted by 松@三日坊・・・orz at 2007年02月02日 11:45
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