恥をしのんで、告白します。
うちの家系、代々受け継がれている癖があります。それは・・・・
『ねごと』・・・・
わたしはたいしたことないんですがね・・・・
(って自分じゃわからねぇだろっ!)
我が家では親父さんと弟さんが、それはもう激しくて・・・・
(わたしの寝ぐせは・・・脱いじゃいます・・・じつは・・・スッポンポンに・・・)
弟とは何度『ねごと会話』を交わしたことか・・・・かわいいもんです・・・・
(英語で会話をしたこともあります・・・)
でも、親父様の『それ』にはかないません。
【月とスッポン】です
【ゾウとアリ】です
【太平洋にゴボウ】です ←ちょっとちがう・・・
それは昔々・・・・若かりし『中学生』のころ・・・・運動部に所属していたわたしは毎日まじめに【朝練】と
言う奴に参加しておりました。
下級生ゆえ、サボりはおろか遅刻さえも許されず、戦々恐々と毎朝を迎えておりました・・・
6時には起床、7時前にはコートで準備万端にせねば何をされるかわかったもんじゃありません・・・・
毎日が夏休みの【ラジオ体操】状態であります・・・・
そして、事件は晩秋の寒い朝に起きました。
「おいっ!7時だぞっ!7時!」
その声は
一つ部屋をはさんで最後の快眠をむさぼっていたわたしの耳にもはっきりと聞こえたのです・・・
【こめつきバッタ】のように飛び起きたわたし・・・・
同じ被害者と思われるおふくろさんも台所で何がなんだかわからずに、
条件反射で炊飯器のスイッチを入れます。
わたしは、パニックを起して
半泣き状態・・・先輩の顔がいっぱい浮かんできました・・・
そして、運命の瞬間・・・・台所の柱時計が【時】を告げます・・・
「ボーン・ボーン・ボーン・ボーン・・・・カチャッ・・・・」 <おわり>
【ふつつかもの】ですが、このときばかりは親に汚い言葉を吐きました、よろしく・・・・・・・